私の見ていた「大河ドラマ」(注・主演以外の役者名は私の印象に残っている方達で主役格でない役者さんもいます)

76年「風と雲と虹と」

原作「海音寺潮五郎」

脚本「福田善之」

平安時代中期

平将門(加藤剛)

緒方拳、吉行和子、草刈正雄

私の記憶に残る一番古い大河ドラマ。小さかったのでストーリー的なものは憶えてないが、加藤剛の将門がかっこ良かったのと緒方拳の純友が爽やかだったのは良く憶えている。あと、若かりし草刈正雄が吉行和子といっしょによく出ていた。彼の吹く横笛に憧れて旅行の際土産物屋で購入した。ちなみにメロディは「ド〜レ〜ミ〜〜ソ〜〜レ〜・・」云々だっと思います。

77年「花神」

原作「司馬遼太郎」

脚本「大野靖子」

明治維新

大村益次郎(中村梅之助)

篠田三郎、米倉斉加年、大竹しのぶ

子供心にはまりました。小学生で何でこれにはまったのかは謎ですが、今思うと「ウルトラマンタロウ」の篠田三郎の大ファンだったからかもしれません。でも篠田三郎は吉田松陰役で最初の方で死刑になってしまいますから、やっぱり話そのものが面白かったにちがいありません。米倉さんの桂小五郎も好きでした。大竹しのぶに関してはひょつとしたら勘違いかもしれませんが、「岡田以蔵(もしくはモデルの別人物)」に田舎に帰って百姓しよう」と儚げに語りかける少女の役でした。

78年「黄金の日日」

原作「城山三郎」

脚本「市川森一」

安土桃山時代

呂宋助左衛門(松本幸四郎)

高橋幸治、緒形拳、十朱幸代

(勝手に決めた)マイベスト大河3位の作品です!秀吉=緒方拳が私の中で決定されると同時に信長=高橋幸治も決定した作品。あと、のちのち標準語に変わっていってしまう「ねね」=十朱さんが「みゃあみゃあ」言っていたのも印象深いです。根津甚八や夏目雅子といったそうそうたる顔ぶれで先日スカパーでみた時は感激もひとしおでした。

79年「草燃える」

原作「永井路子」

脚本「中島丈博」

平安末期・鎌倉前期

北条政子(岩下志摩)

松平健、滝田栄、岡本信人

マイベスト大河堂々の1位です!頼朝・石坂浩二、政子・岩下志摩、最高でした。2代将軍は郷ひろみでしたがあまり印象に残ってません^^;変わりにウルトラマン、篠田三郎の3代将軍は大好きでした(ここらへんから大河の見方がどんと趣味に走っていきました)。趣味と言えば、政子に振られて以来とんでもない波乱に飛んだ人生をおくることになる滝田栄が私ともう1人の大河ファンの親友との間で毎週話題になっていました。役名は覚えてないのですか、途中歌詠みになりたくて岡本信人のところへ弟子入りしたり、最後には琵琶法師になってラストを「祇園精舎の鐘の音〜」と締めくくってくれました。スカパで放送してくれないかなぁ・・・・。切希望!

80年「獅子の時代」

原作「山田太一」

脚本「山田太一」

明治維新

苅谷嘉顕(加藤剛)

根津甚八大竹しのぶ

何より印象的だったのは挿入歌でした。「ダウンタウンブギウギバンド」のタイトルはわからないですが「金が敵の世の中で、夢を追いかけている人がいる♪」という出だしの(全部歌えますよ)かっこいい歌でした。カラオケで歌いたかったのに入ってないんですよね、残念><

81年「女太閤記」

原作「橋田寿賀子」

脚本「橋田寿賀子」

室町末期・安土桃山時代

ねね(佐久間良子)

西田敏行、池上季実子、滝田栄

ここらあたりから私と私の家族にとって「大河」が怪しいものになっていきました。なんと言っても「ねね」が標準語しゃべっているのはいただけなかったです。「黄金の日日」のねねの印象が強すぎました今では好きな役者さんなんですが西田さんの「おかか!」も連発しすぎ^^;

82年「峠の群像」

原作「堺屋太一」

脚本「冨川元文」

赤穂浪士討ち入り

大石内蔵助(緒方拳)

小林薫、樋口可南子、中村梅之助

マイベスト大河第2位^^ ただ、ここらあたりからはもう私の見方が今で言う腐女子的になってるもので、不破数右衛門役の小林薫さんに夢中でした^^;恋人役の樋口可南子さんとのやり取りが面白かったです(最後後追い自殺してしまうのがかわいそうでした)近松役の中村梅之助さんで〆られたラストも良かったです。

83年「徳川家康」

原作「山岡壮八」

脚本「小山内美江子」

室町末期〜江戸時代初期

徳川家康(滝田栄)

これは・・・見てないです。ただたまたまスカパで最終回を見ました。滝田・家康は最後まで豊臣を守ろうとしていたのに・・というラストでした。きっとすごい良い人・家康で描かれた大河だったのではと思います。

84年「山河燃ゆ」

原作「山崎豊子」

脚本「市川森一」

太平洋戦争〜戦後

天羽賢治(松本幸四郎)

三船敏郎、沢田研二

三船敏郎さんがクリーニング屋のおやじをやっている姿が印象的でした。「おれはアメリカ人だぜぇ」という感じのジュリーが最後惨めに鉄条網の影で死んでいく姿は、その後「あの手」のキャラは鉄条網の影で死ぬという固定概念を私と友達に与えました^^;

85年「春の波濤」

原作「杉本苑子」

脚本「中島丈博」

明治時代

川上貞奴(松坂慶子)

中村雅俊、名取裕子

これは家族そろって見ていた記憶はあるのですが、内容となるとほとんど覚えていません。「おっぺけぺっぽーぺっぽっぽー」と歌って踊ってたことくらいしかなかったりします。。。

86年「いのち」

原作「橋田寿賀子」

脚本「橋田寿賀子」

戦後

高原未希(三田佳子)

これは架空の話でTBSのファミリードラマみたいでした(橋田さんですしね)。確か三田佳子さん演ずる女性が医者となって頑張る話だったと記憶しています。あと憶えているのは理解ある夫は故郷で1人寂しく死んでいった場面です。かわいそうでした。

87年「独眼流政宗」

原作「山岡壮八」

脚本「ジェームズ三木」

安土桃山〜江戸時代

伊達政宗(渡辺謙)

勝新太郎、八千草薫、津川雅彦

この頃の私はまだ渡辺謙さんの魅力に気づいていずあまり熱心に見ていませんでした。でも勝さんの秀吉と八千草さんのねねはとても良かったです。秀吉=緒方拳だった私に勝さんも良いなぁと思わせてくれた作品です。

88年「武田信玄」

原作「新田次郎」

脚本「田向正健」

室町〜安土桃山時代

武田信玄(中井貴一)

紺野美紗子、小川真由美

これもまた中井貴一さんの魅力に気づけなかった一作です。もともと武田信玄がそんなに好きな武将ではなかったのも相俟って最後まで見なかったかもしれません。ただひとつ印象的だったのは奥方・紺野美砂子に付き従ってきた小川真由美さん。公家言葉だと思うのですが「おするすると・・」とか変な言葉使いで・・・関東の信玄とうまくいかなったのもうなづけます。

89年「春日局」

原作「橋田寿賀子」

脚本「橋田寿賀子」

安土桃山〜江戸時代初期

春日局(大原麗子)

渡辺徹、江口洋介、唐沢寿明

これは番外編その1という事で。実は本放送はまったく見ていませんでした。先日のスカパの放送で初めてみた次第です。保存しておく程ではなかったですが、面白かったです。これを見るまではおふく(春日局)の父親が明智光秀の家老とはまったく知りませんでした。本当に人の運命なんてどう転んでいくかわからない時代だったんだなぁと改めて考えさせられました。

90年「翔ぶが如く」

原作「司馬遼太郎」

脚本「小山内美江子」

明治維新

西郷隆盛(西田敏行)

これもまったく見ていなかったので書くべきことがないはずでしたが、ひとつ。結婚前、静岡に住んでいた主人が官軍役で地元出演していたそうです。記念品のタオルを見せられました。いや、それだけですが^^;

91年「太平記」

原作「吉川英治」

脚本「池端俊策」ほか

南北朝時代

足利尊氏(真田広之)

見ていないですが、主演真田広之という事と大河ではあまり見られない時代ということでスカパで放送されたら見てみたい作品です。

92年「信長」

原作「田向正健」

脚本「田向正健」

室町〜安土桃山時代

織田信長(緒形直人)

これも何故か最終回だけ見ましたが、1年見続けられるかは不明。。。

93年(1-6)「琉球の風」

原作「陳舜臣」

脚本「山田信夫」

93年7-94年3「炎立つ」

原作「高橋克彦」

脚本「中島丈博」

94年(4-12)「花の乱」

原作「市川森一」

脚本「市川森一」

95年「八代将軍吉宗」

原作「ジェームズ三木」

脚本「ジェームズ三木」

江戸時代中期

徳川吉宗(西田敏行)

大滝秀治、野口五郎、中村梅雀

番外編・その2。スカパでやるよ!というCMを見たときから面白そうだなあという気はしてました。予感的中、とても面白かったです。リアルタイムで見とくべきでした。切った張ったのない時代でもこんなに楽しく見ることができるもんなんですね。大滝秀治さん、中村梅雀さん、印象に残りました^^

96年「秀吉」

原作「堺屋太一」

脚本「竹山洋」

室町〜安土桃山時代

豊臣秀吉(竹中直人)

97年「毛利元就」

原作「永井路子」

脚本「内館牧子」

98年「徳川慶喜」

原作「司馬遼太郎」

脚本「田向正健」

99年「元禄繚乱」

原作「舟橋聖一」

脚本「中島丈博」

00年「葵 徳川三代」

原作「ジェームズ三木」

脚本「ジェームズ三木」

安土桃山〜江戸時代初期

徳川家康(津川雅彦)

岩下志摩、西田敏行、渡辺いっけい

この頃、もうとっくに結婚して自分の采配で家事も家計も・・チャンネルも自由にできた頃、ふとまた見始めた大河がこれでした。津川・家康が強烈でしたが、私のお気に入りは西田敏行・岩下志摩の秀忠・お江コンビ。そして秀忠を一生懸命フォローする渡辺いっけい扮する本多正純も良かったです。ここでの春日局の方が「春日局」より、よりらしいと思ってたりします。

01年「北条時宗」

原作「高橋克彦」

脚本「井上由美子」

すみません。どうも私、和泉元彌さんという方を好きになれなくて、まったく見ませんでした。渡部篤郎さんはファンなんですが・・・

02年「利家とまつ」

原作「竹山洋」

脚本「竹山洋」

室町末期〜江戸時代初期

まつ(松嶋菜々子)

唐沢寿明、伊藤英明

ナンバー2が主役の話は初めてだと思います。でもそれゆえこその悲哀や、だからこそのやさしさが描かれていて楽しく一年間見続けました。

03年「MUSASHI」

原作「吉川英治」

脚本「鎌田敏夫」

どうもこの頃の大河は私にとって見たいもの見たくないものが交互に放送されるみたいです。ということでまったく見ていませんでした。

04年「新撰組!」

原作「三谷幸喜」

脚本「三谷幸喜」

明治維新

近藤勇(香取慎吾)

(ここには書ききれません)

というわけでこの年はどっぷりとはまった年です。マイベスト大河4位。←にも書きましたが、書きたい役者だらけです。新撰組は少女まんがで育った私にはすっかりお馴染みの話です。少女まんが的には勝てば官軍の薩長よりも剣に生き剣に死んでいった彼らの方がヒーロー像としては適切なんです。さて香取慎吾筆頭にオダギリジョー、山本耕史、藤原竜也は勿論ですが、すばらしく印象に残ったのは佐藤浩市の芹沢鴨です。先日スカパで見た新撰組ではお父さんの三国連太郎さんも芹沢役で出ていましたが、勝るとも劣らない演技だったと思います。そうしちゃいけないと思う方へどうしてもいってしまう性みたいなものが伝わってきました。鈴木京香さんも良かったです。あと、今回の大河で堺雅人さんという役者を始めて知りました。人気があるのもうなづけます。主役の香取慎吾もラストはとてもよかったです。

05年「義経」

原作「宮尾登美子」

脚本「金子成人」

平安時代末期〜鎌倉時代

源義経(滝沢秀明)

伊藤淳史、うじきつよし、丹波哲郎

見るともなしに見ていた1年でした。義経も元服前はまさにイメージぴったりだったと思います。ただ「草燃える」が堂々の1位だった私にとっては中井貴一さんも財前直見さんもどうものりきれないものがありました。うじきつよしさんの駿河弁が印象深かったです。あと、丹波哲郎さんの演技を見たのは私はこれが最後でした。

06年「功名が辻」

原作「司馬遼太郎」

脚本「大石静」

安土桃山〜江戸時代初期

千代(仲間由紀恵)

柄本明、江守徹、生瀬勝久

ただいま本で言うところの「つん読」状態。秀次が切腹したとこまでしか見ていません。いずれ加筆する予定です。きくところによると関が原は「葵」のが使われているそうですね。見るのが楽しみです。先日スカパTBSで見た「関が原」では小林桂樹扮する一豊が超ちゃっかり者で出ていましたが、こちらはどうだったのでしょう?


タイトル、原作、脚本の不明なところは「大河ドラマの歴史」を参照させていただきました。